最適な睡眠の極意|脳と体が劇的に蘇えり人生の質を高める【東京情報大学・嵜山陽二郎博士のヘルスケア講座】 | ヨウジロウのヘルスケア講座

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最適な睡眠の極意|脳と体が劇的に蘇えり人生の質を高める【東京情報大学・嵜山陽二郎博士のヘルスケア講座】

最適な睡眠の極意|脳と体が劇的に蘇えり人生の質を高める【東京情報大学・嵜山陽二郎博士のヘルスケア講座】
質の高い睡眠を得るためには、自律神経と体内時計のリズムを整えることが基本となります。まず朝は毎日同じ時刻に起床して太陽光を浴び、夜のメラトニン分泌を促す準備を整えます。日中は適度な運動を取り入れて心地よい疲労感を蓄積させることが重要です。夕方以降はカフェインやアルコールの摂取を控え、夕食は就寝の3時間前までに済ませて胃腸を休ませましょう。入浴は就寝の約90分前に40度程度のぬるめのお湯に浸かることで、その後の深部体温の低下とともに自然な眠気を誘発できます。寝室は光や音を遮断して適切な温湿度を保ち、就寝直前のスマートフォンやPC操作はブルーライトが脳を覚醒させるため厳禁です。これらの習慣に加え、自分に合った寝具を選びリラックスできる環境を作ることで、心身の回復を促す最適な睡眠が実現します。

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目次  最適な睡眠の極意|脳と体が劇的に蘇えり人生の質を高める【東京情報大学・嵜山陽二郎博士のヘルスケア講座】




睡眠の質を決定づける科学的メカニズムと基礎知識


脳と身体の回復システムとしての睡眠


睡眠は単なる休息ではなく、脳と身体のメンテナンスを行う極めて能動的かつ複雑な生理学的プロセスです。人生の約3分の1を費やすこの時間は、心身の健康維持、免疫機能の強化、感情の制御、そして認知機能の最適化において不可欠な役割を果たしています。睡眠中、脳内では起きている間に蓄積された代謝老廃物、特にアルツハイマー病の原因物質の一つとされるアミロイドベータなどの毒素が、グリンパティック系と呼ばれる脳内の洗浄システムによって除去されます。また、記憶の固定化(コンソリデーション)が行われ、日中に学習した情報が必要なものと不要なものに整理され、長期記憶として定着します。身体的には、成長ホルモンの分泌がピークに達し、細胞の修復や筋肉の合成、疲労回復が促進されます。睡眠不足や質の低下は、これらのプロセスを阻害し、集中力の低下、情動不安定、生活習慣病のリスク増大、免疫力の低下などを招く原因となります。したがって、最適な睡眠を得ることは、日中のパフォーマンスを最大化し、長期的な健康寿命を延伸するための最も基本的かつ強力な投資であると言えます。


レム睡眠とノンレム睡眠の役割


睡眠は、脳が活発に動いている「レム睡眠」と、脳が休息している「ノンレム睡眠」という2つの異なる状態が、約90分の周期で一晩に4?5回繰り返されることで構成されています。入眠直後に訪れる最も深いノンレム睡眠(徐波睡眠)は、脳の疲労回復や成長ホルモンの分泌において最も重要な時間帯であり、「黄金の90分」とも呼ばれます。この最初のサイクルでいかに深く質の高い睡眠をとれるかが、睡眠全体の満足度を大きく左右します。一方、レム睡眠中は身体の筋肉は弛緩していますが、脳は覚醒時に近い状態で活動しており、記憶の整理や感情の処理、夢を見ることなどが主に行われます。明け方に近づくにつれてレム睡眠の割合が増加し、自然な覚醒へと準備が進みます。最適な睡眠を得るためには、単に睡眠時間を確保するだけでなく、この睡眠アーキテクチャ(構造)が乱れないように整え、深いノンレム睡眠と適切な量のレム睡眠をバランスよく確保することが求められます。


サーカディアンリズムとホルモンバランスの最適化


メラトニンとセロトニンの分泌制御


私たちの体には、約24時間周期でリズムを刻む「体内時計(サーカディアンリズム)」が備わっており、睡眠と覚醒のサイクルを強力に支配しています。このリズムを調整する鍵となるのが、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンと、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンです。メラトニンは、脈拍、体温、血圧を低下させ、自然な眠気を誘発する働きがありますが、その分泌は光によって強く抑制されます。朝、太陽の光を目に入れると、脳の視交叉上核にある体内時計がリセットされ、メラトニンの分泌が止まります。同時に、脳内ではセロトニンの分泌が活性化され、覚醒度が高まり、意欲的でポジティブな気分が形成されます。重要なのは、朝に分泌されたセロトニンが、約14?16時間後にメラトニンへと変化する材料になるという点です。つまり、夜に良質な睡眠を得るための準備は、朝目覚めた瞬間から始まっているのです。朝の光を浴びる習慣が不足すると、夜間のメラトニン生成量が減少し、入眠困難や睡眠の質の低下を招くことになります。


ブルーライトとデジタルデバイスの影響


現代社会において最適な睡眠を阻害する最大の要因の一つが、夜間の人工照明、特にスマートフォンやパソコン、テレビの画面から発せられるブルーライトです。ブルーライトは波長が短くエネルギーが強い光であり、太陽光に多く含まれています。日中に浴びる分には覚醒を促し体内時計を整える有益な光ですが、夜間に浴びると脳が「まだ昼間である」と誤認してしまいます。これにより、本来分泌されるべきメラトニンが抑制され、体内時計が後ろにずれ込んでしまう「概日リズム睡眠障害」のリスクが高まります。就寝前の数時間は、暖色系の照明に切り替え、照度を落とすことが推奨されます。また、デジタルデバイスの使用は、光の影響だけでなく、SNSやニュースなどの情報による脳への刺激(ドーパミンの分泌など)も伴うため、交感神経を優位にし、リラックス状態への移行を妨げます。就寝の少なくとも1時間前、理想的には2時間前からは「デジタルデトックス」の時間とし、脳と目を休ませることが、スムーズな入眠と深い睡眠への近道です。


食事と栄養が睡眠の質に与える影響


夕食のタイミングと消化活動


食事のタイミングと内容は、睡眠の質に直結します。胃腸が活発に動いている間は、深部体温が下がりにくく、身体が休息モードに入ることができません。そのため、夕食は就寝の3時間前までに済ませることが理想的です。もし残業などで食事が遅くなる場合は、消化の良いものを少量摂る程度に留め、胃腸への負担を最小限に抑える工夫が必要です。また、糖質の過剰摂取による血糖値の急激な乱高下(血糖値スパイク)は、睡眠中の交感神経を刺激し、中途覚醒や悪夢の原因となることがあります。夕食では、急激な血糖値の上昇を抑えるため、食物繊維が豊富な野菜から先に食べる「ベジファースト」を心がけたり、低GI食品を選んだりすることが推奨されます。さらに、就寝前の空腹感が強すぎる場合も、覚醒ホルモンであるオレキシンが分泌されて眠りを妨げるため、ホットミルクや少量のハチミツなど、消化に負担をかけずリラックス効果のあるものを摂取するのが良いでしょう。


カフェインとアルコールの適切な管理


多くの人が日常的に摂取しているカフェインとアルコールは、睡眠に対して強力な作用を持ちます。カフェインには覚醒作用があり、脳内で眠気を感じさせる物質であるアデノシンの働きをブロックします。カフェインの血中濃度が半減するには、個人差はありますが約4?6時間、高齢者ではさらに長い時間を要すると言われています。そのため、良質な睡眠を確保するためには、夕方以降、特に就寝の6時間前からはコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどのカフェインを含む飲料を避けるべきです。一方、アルコールには鎮静作用があり、寝付きを良くするように感じられますが、睡眠の質を著しく低下させます。アルコールが体内で分解される過程で発生するアセトアルデヒドには交感神経を刺激する作用があり、睡眠の後半で浅い眠りや中途覚醒を引き起こします。また、アルコールは利尿作用による脱水や、喉の筋肉の弛緩によるいびき・睡眠時無呼吸のリスクも高めます。「寝酒」は長期的に見て不眠症の原因となるため避けるべきであり、飲酒は就寝の3?4時間前までに終えることが肝要です。


深部体温のコントロールと入浴の技術


スタンフォード式・黄金の90分を生み出す入浴法


人の体温には、身体の中心部の「深部体温」と、手足などの「皮膚温度」があり、この2つの温度差が縮まる(深部体温が下がり、皮膚温度が上がる)ときに、強い眠気が生じるというメカニズムがあります。この生理現象を意図的に作り出す最も効果的な方法が入浴です。スタンフォード大学の研究などでも提唱されているように、就寝の約90分前に40度程度のぬるめのお湯に15分ほど浸かることが推奨されます。入浴によって一時的に深部体温を0.5度ほど上げると、恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働き、上がった体温を元に戻そうとして、血管が拡張し熱放散が活発に行われます。その結果、入浴から90分後には深部体温が入浴前よりもさらに下がり、スムーズで深い入眠が誘導されるのです。熱すぎるお湯(42度以上)は交感神経を刺激して覚醒させてしまうため避けるべきです。また、忙しくてシャワーしか浴びられない場合でも、足湯を行ったり、首の後ろを温めたりすることで、ある程度の血行促進とリラックス効果を得ることができます。


寝室の温湿度管理と寝具の選択


睡眠中の深部体温の低下を維持するためには、寝室の環境設定も極めて重要です。室温が高すぎると熱放散が妨げられ、低すぎると血管が収縮して血行が悪くなり、やはり熱放散がうまくいきません。一般的に、夏場は25?26度、冬場は20度前後が快適な室温とされていますが、重要なのは「寒すぎず暑すぎない」と感じる個人の感覚と、布団の中の温度(寝床内気象)を33度前後、湿度は50%程度に保つことです。通気性と吸湿性に優れたパジャマや寝具を選ぶことは、寝汗による不快感を防ぎ、体温調節をサポートするために不可欠です。枕の高さやマットレスの硬さも、呼吸のしやすさや寝返りの打ちやすさに直結します。特に寝返りは、血液循環を促し、身体の特定部位への圧迫を防ぐために重要であるため、スムーズに寝返りが打てる寝具を選ぶことが、朝起きた時の疲労感の軽減につながります。


メンタルヘルスとリラクゼーションの実践


自律神経を整える呼吸法と筋弛緩法


現代人の不眠の多くは、ストレスや不安によって交感神経が過剰に興奮し、自律神経のバランスが乱れていることに起因します。ベッドに入っても考え事が止まらない、身体が緊張して力が抜けないといった状態を解消するためには、意識的に副交感神経を優位にするリラクゼーション技法が有効です。その代表的な方法が呼吸法です。例えば「4-7-8呼吸法」では、4秒かけて鼻から息を吸い、7秒間息を止め、8秒かけて口からゆっくりと息を吐ききります。このように吐く息を長くすることで、副交感神経が刺激され、心拍数が落ち着き、リラックス状態へと導かれます。また、「漸進的筋弛緩法」も効果的です。これは、手や足、肩などの筋肉に一度ぎゅっと力を入れて数秒間キープし、その後一気に脱力して、力が抜けていく感覚(じわじわとした温かさなど)を味わう方法です。身体の緊張を物理的に解くことで、脳の緊張もほぐれ、入眠しやすい状態を作ることができます。


入眠儀式(スリープルーティン)の確立


毎晩寝る前に同じ行動を繰り返す「入眠儀式(スリープルーティン)」を確立することは、脳に「これから寝る時間だ」というシグナルを送る条件付けとして非常に有効です。これには、パジャマに着替える、歯を磨くといった日常的な動作だけでなく、アロマを焚く、静かな音楽を聴く、軽いストレッチをする、日記を書く、読書をする(ただし電子書籍ではなく紙の本)など、自分がリラックスできる行動を取り入れます。特にラベンダーやベルガモットなどの香りは、鎮静作用があり睡眠の質を高めることが知られています。重要なのは、興奮する活動や悩むような思考を避け、単調で心地よい刺激を選択することです。このルーティンを毎日同じ順序で行うことで、パブロフの犬のように、その行動を始めただけで自然と眠気が訪れるようになります。睡眠への過度な期待や「眠らなければならない」というプレッシャー(精神生理性不眠)を手放し、リラックスして過ごす時間そのものを楽しむ姿勢が、結果として最適な睡眠をもたらします。


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